挽き方・淹れ方で変わる!エスプレッソのほうがカフェイン量が少ないわけ

コーヒーを楽しむ際、カフェイン量が気になる方も多いのではないでしょうか。実は、同じコーヒー豆を使っても、淹れ方や飲み方によってカフェイン量が大きく変わることがあります。本記事では、コーヒーの淹れ方別のカフェイン量の違いについて解説し、ホットやアイス、エスプレッソドリンクでのカフェイン量の違いを紹介します。


1. コーヒーの淹れ方でカフェイン量が変わる?

コーヒーのカフェイン量は、使用する豆の種類や淹れ方によって大きく変わります。同じ豆を使用しても、焙煎の度合いや抽出時間、方法次第でカフェインの含有量が異なるのです。ここでは、淹れ方によって変わるカフェイン量の違いについて詳しく見ていきましょう。

1-1. 同じ豆でも浅煎りのほうがカフェイン量・多

コーヒー豆の焙煎の度合いが浅い(ライトロースト)の場合、カフェイン量は深煎り(ダークロースト)よりも多いと言われています。これは、焙煎中に豆が膨張し、カフェインが少しずつ分解されるためです。そのため、浅煎りコーヒーの方が同じ分量であればカフェインが高めに含まれています。これにより、爽やかな酸味を楽しめる浅煎りコーヒーはカフェインの摂取量が多めになる可能性があるため、飲むタイミングや量を調整するのがポイントです。

1-2. 抽出時間が長いほうがカフェイン量・多

カフェインの量は、コーヒーを抽出する時間によっても変わります。例えば、ドリップコーヒーのようにお湯がゆっくりと豆に接触する時間が長い場合、カフェインが多く抽出されます。一方、エスプレッソは凝縮された状態で抽出されますが比較的カフェイン量は少ないのが特徴です。カフェラテやアメリカンコーヒーの飲み方では、ドリップコーヒーよりも強いコーヒーの風味を味わいつつも1杯あたりのカフェイン量が少なくなるのです。抽出時間が長ければ長いほど、カフェインが多く抽出される傾向があるため、ドリップやフレンチプレスを使用する場合には、あまり長く抽出しすぎないようにすることでカフェイン摂取量をコントロールできます。


2. コーヒーの飲み方別のカフェイン量

コーヒーを飲む際のカフェイン量は、飲み方によっても異なります。ホットやアイス、エスプレッソベースのドリンクでもカフェイン量の違いがあるため、好みに応じて選びましょう。

2-1. ホットコーヒーのカフェイン量

ホットコーヒー(ドリップコーヒー)の場合、カップ1杯(約150ml)でおおよそ70〜140mgのカフェインが含まれています。使用する豆の量や抽出時間によって多少変動しますが、一般的には、1杯あたりのカフェイン量が比較的多いのが特徴です。特に、朝の目覚めや集中力を高めたいシーンで好まれるのは、このしっかりとしたカフェイン量が理由でしょう。焙煎の度合いや豆の種類を選ぶことで、自分に合ったカフェイン量を見つけることができます。

2-2. アイスコーヒーのカフェイン量

アイスコーヒーは、ホットコーヒーと同様に抽出されたものを冷やして飲むスタイルが多く、基本的にはカフェイン量もホットコーヒーと変わりません。ただし、カフェチェーンなどで提供されるアイスコーヒーの場合、氷を含むため実際に飲むカフェインの量がやや少なくなることがあります。また、コールドブリューという方法で作られるアイスコーヒーは、長時間低温で抽出するため、ホットコーヒーと比べてカフェイン量が増えることもあります。

2-3. ホットカフェラテ(エスプレッソドリンク) カフェイン量

ホットカフェラテは、エスプレッソをベースにミルクを加えたドリンクです。エスプレッソ1ショットあたりのカフェイン量は約60〜70mgとされており、これを基準にカフェラテ1杯のカフェイン量が決まります。ダブルショットにすればカフェイン量は倍になりますが、ミルクが多く含まれるため、体感的に強いカフェイン感を得られないことも。エスプレッソドリンクはカフェインの摂取を控えたいけれど、コーヒーの風味を楽しみたい人に向いています。

2-4. アイスカフェラテ(エスプレッソドリンク)カフェイン量

アイスカフェラテもホットカフェラテと同様にエスプレッソショットをベースとしています。したがって、エスプレッソのカフェイン量に変わりはありませんが、アイスの場合、氷で薄められる分、カフェインの濃度が低く感じられます。暑い日や、すっきりとした後味を楽しみたい場合にはアイスカフェラテがぴったりです。また、ミルクの種類を変えることで風味に変化をつけることができ、カフェインレスエスプレッソでカスタム注文することも可能です。


まとめ:カフェインレスも取り入れて調整しよう!

コーヒーのカフェイン量は、豆の焙煎度合いや淹れ方、飲み方によって大きく変わることがわかります。適切に調整することで、気分や体調に合わせてカフェイン摂取量をコントロールすることが可能です。また、カフェインを摂りすぎないようにしたい時には、カフェインレスコーヒーを選ぶのも賢い方法。エスプレッソでもカフェインレスの選択肢が増えているので、ぜひ上手に取り入れてコーヒータイムを楽しんでください。

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